短期集中セミナー



開催概要

2020年度にSC29は、スムーズに新体制に移行し,引き続き JPEG/MPEG 国際標準化を推進している.しかし,マルチメディア符号化技術には、センシング技術や AI 技術の発達により、多くの変革が起こりつつある。従来の手法を、DNN を活用する事により、飛躍的に性能を改善する事例も多く出つつある.また、センシング技術の発達により目で見た実世界をそのまま,キャプチャしてデジタル空間に取り込む事も可能になりつつある.本セミナーでは,SC29 での JPEG/MPEG 国際標準化の最新動向と、メディア符号化を取り巻く環境と、将来に展望と検討状況を解説する.

【タイトル】SC29 JPEG/MPEG標準化最新動向とAI技術の活用、メディア符号化の未来
【開催日時】2021年11月30日(火)10:00 ~ 16:40
【開催形態】オンライン(Zoomウェビナー)
【主催】一般社団法人 情報処理学会, 一般社団法人 情報処理学会 情報規格調査会
【協賛】一般社団法人 照明学会、公益社団法人 日本技術士会,一般社団法人 電子情報技術産業協会, 他調整中

【申し込み】本イベント参加には、Peatix による事前申込みが必要です。
 参加申込はこちら
【参加費】(消費税込)*配布資料含
正会員: 30,000円, 一般非会員: 40,000円, 学生: 5,000円
※情報処理学会 個人会員/賛助会員、情報規格調査会 規格賛助員/規格準賛助員および協賛団体の個人会員は正会員価格となります。社会人学生の方は、正会員または一般非会員の適用です。
お支払方法は、VISA, Master, JCB, AMEX、コンビニ/ATM、請求書払い、がございます。
<※請求書払いをご希望の方へ 請求書払いご利用の流れ>
【申込締切】11月23日(火)

【参加の流れ】
本イベントでは、Zoomウェビナーにてオンライン開催いたします。
Zoom事前登録につきましては、開催1週間前を目途にご案内いたします。
現在、Zoomウェビナー参加の流れに関するマニュアルを作成しておりますので完成いたしましたら下記バナーより予めご参照ください。
参加の流れ

【配布資料】
セミナー開催前日(11月29日)午前中に配布資料をダウンロードいただけるURLとIDそしてパスワードを電子メールにてお送り致します。

【参加証明書】
参加証明書が必要な方は次の情報を下記お問い合わせ窓口までご連絡ください。

【よくある質問】
 こちら からご参照ください。
【お問い合わせ窓口】
seminar@itscj.ipsj.or.jp



プログラム

  • 10:00-10:10 開会挨拶 (ソニー鈴木輝彦)

 SC 29 標準化動向  

  • 10:10-10:40  MPEG-I Audioの最新標準化動向 (ソニー 知念徹、難波隆一)
  • 10:40-11:30 Versatile Video Coding (VVC)の概要と実用化、その発展 (KDDI 河村圭、シャープ 猪飼知宏)
  • 11:30-12:00 イマーシブメディア配信技術の最新標準化動向と実用化に向けた展望 (ソニー 平林光浩、高橋遼平)
  • 12:00-13:00 休憩

AI に向けた取り組みと展望  

  • 13:00-13:15 NNモデルの圧縮標準MPEG-7 Part 17 NNRの最新動向 (三菱電機 峯澤彰)
  • 13:15-13:30 Video codingへの機械学習応用 (シャープ 猪飼知宏)
  • 13:30-13:45 JPEG family での AI に向けた取り組み (拓殖大 渡邊修)
  • 13:45-14:00 パネルディスカッション (モデレータ:ソニー 鈴木輝彦, パネラー:三菱電機 峯澤彰、シャープ 猪飼知宏、拓殖大 渡邊修)
  • 14:00-14:10 休憩

新しいコンテンツ、メディアの未来  

  • 14:10-14:25 JPEG のこれから(拓殖大 渡邊修)
  • 14:25-14:45 音楽制作における3Dオーディオの可能性(東京藝術大学 亀川徹)
  • 14:45-15:00 空間映像の伝送に向けた取り組み (ソニー 中神央二)
  • 15:00-15:15 イマーシブメディアに向けたMPEGシステム技術の展望 (NHK 青木秀一)
  • 15:15-15:25 休憩 
  • 15:25-15:40 イマーシブメディア用の音響技術実現に向けたNHKの取り組み (NHK 杉本岳大)
  • 15:40-16:25 パネルディスカッション (モデレータ:東北大学/早稲田大学 金子格, パネラー:拓殖大 渡邊修、NHK 杉本岳大、ソニー 中神央二、NHK 青木秀一)
  • 16:25-16:35 閉会挨拶 (三菱電機 浅井光太郎)

司会・オーガナイザ
高村誠之(日本電信電話株式会社、SC 29専門委員会委員/前委員長)


プログラム詳細

[10:00 - 10:10]
 開会挨拶 

 鈴木輝彦(ソニー株式会社、SC 29専門委員会委員長/SC 29前国際議長)

 【略歴】1992年 東京工業大学大学院理工学研究科 博士前期課程修了、同年ソニー株式会社入社。以来、映像信号処理、符号化技術の研究開発に従事。1995年よりISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11(当時、動画像符号化)国際標準化に参加。Editor, AHG chair等を担当。2017年よりISO/IEC JTC 1/SC 29国際議長を務める。2007年情報規格調査会 標準化貢献賞、2008年経済産業省産業技術環境局長表彰、2016年情報規格調査会 標準化功績賞、2020年 経済産業省 経済産業大臣表彰、各受賞。


SC29の標準化動向

[10:10 - 10:40]
MPEG-I Audioの最新標準化動向

講師: 知念徹(ソニーグループ株式会社、MPEG Audio小委員会幹事)

 【略歴】1991年、東京都立大学電気工学専攻修士課程修了。同年新日本製鉄(株)入社。
以来、音声音響符号化技術に関する研究開発に従事。2003年、ソニー入社。近年は3次元音響符号化システムの研究開発とMPEG Audio標準化活動に従事。MPEG Audio小委員会幹事(2012年11月~)。ARIB音声符号化方式作業班 委員(2007年7月~)。2014年、第62回電気科学技術奨励賞及び電気科学技術奨励会会長賞、2016年、第24回日本音響学会技術開発賞、2016年、経済産業省 国際標準化貢献者表彰、2018年、情報規格調査会 標準化貢献賞及び国際規格開発賞、2021年、情報規格調査会 国際規格開発賞、各受賞。

講師: 難波隆一(ソニーグループ株式会社)
 【略歴】2001年、東京大学理学部情報科学科卒。2003年、東京大学大学院複雑理工学専攻修士課程修了。同年ソニー(株)入社。音響符号化技術、ビームフォーミング、ノイズ低減等のオーディオ信号処理技術に関する研究開発に従事。2012年、コロンビア大学大学院電気工学専攻修士課程修了。近年は自由視点オーディオシステムに関する研究開発とMPEG Audio標準化活動に従事。 
【概要】
3D Audioは、空間上のあらゆる方向からの音の再生を可能にすることで、これまでにない臨場感を実現している。またスピーカの位置や数に依存しないオブジェクトベース音響は、3D Audioと組み合わせて映画やゲームの分野で使用されており、近年では、放送や音楽の分野においても使用されている。本セミナーでは、3D Audioおよびオブジェクトベース音響の解説とそれをベースに自由な視点に対応する再生をターゲットとするMPEG-Iの標準化の最新動向を紹介する。

[10:40 - 11:30]
Versatile Video Coding (VVC)の概要と実用化、その発展

講師: 猪飼知宏(シャープ株式会社、MPEG VIDEO小委員会エキスパート)
 【略歴】1999年、シャープ(株)入社。映像録再機器およびネット接続端末の開発に従事後、HEVC及びVVCの標準化活動に参加し、技術提案やアドホック(重要トピックの会合間活動)などで活動。高ビット深度拡張を含むVVC第2版標準化にエディタとして参画中。VVCの次の方向性の一つである深層学習検討にも関わる。 
講師: 河村圭(株式会社KDDI総合研究所、MPEG VIDEO小委員会委員)
   【略歴】2010年、早稲田大学大学院国際情報通信研究科博士課程修了。同年、KDDI(株)入社。現在、(株)KDDI総合研究所超臨場感通信グループリーダー。2016年日本ITU協会 国際活動奨励賞 功績賞分野、2020年情報規格調査会 標準化貢献賞 受賞。主に、動画像符号化方式の研究・開発および国際標準化に従事。博士(国際情報通信学)。
【概要】
最新の映像符号化方式VVC(Versatile Video Coding)の標準化が2020年7月に完了し、各社からソフトウェアベースのエンコーダ、デコーダの開発が報告されている。本講演では、VVCの概要とともに、それらの実用化動向を紹介する。VVCは、2013年に登場したHigh Efficiency Video Coding (HEVC)の後継規格であり、主観画質において約2倍の符号化効率改善(1/2の符号量で同一画質)を実現している。すでに、モバイル端末で動作するデコーダや、4K/8K解像度に対応した試作コーデックが登場している。また、2021年1月完了に向けて標準化が進むVVC第2版と、会合で検討中のVVCの発展方式の動向を解説する。

[11:30 - 12:00]
イマーシブメディア配信技術の最新標準化動向と実用化に向けた展望

講師: 平林光浩(ソニーグループ株式会社、MPEG SYSTEMS小委員会幹事)
  【略歴】1991年ソニー(株)入社。業務用AV機器開発、メモリースティック開発などを経て、2000年より、メディアフォーマットの研究開発に従事。2008年IEC/TC100標準化活動を経て、2011年よりMPEG SYSTEMS標準化活動(MPEG-DASH・File Format)に参画し、現在MPEG SYSTEMS標準化活動(VVC File Format/MPEG-I OMAF/PCC-Systems)およびMPEG VVC標準化活動(High Level Syntax)に従事。2010年、IEC(国際電気標準会議)1906賞、2016年、経済産業省 国際標準化貢献者表表彰、2017年、情報規格調査会 標準化貢献賞、各受賞。
講師: 高橋遼平(ソニーグループ株式会社、MPEG SYSTEMS小委員会委員/MPEG-I Part 18 Carriage of G-PCC Dataエディタ)
 【略歴】2008年、東北大学大学院工学研究科修士課程修了。同年、ソニー(株)入社。2016年より次世代コンテンツ配信技術の研究開発・標準化活動に従事。現在、MPEG-I Part 2 OMAF, Part 10 Carriage of V3C data, MPEG-I Part 18 Carriage of G-PCC Dataを中心に、MPEG SYSTEMS標準化活動を行っている。
【概要】全天球メディアから自由視点メディアまでをスコープとするイマーシブメディアの符号化・配信技術規格群であるMPEG-Iの標準化が進行中である。全天球メディア配信規格であるPart 2 Omnidirectional MediA Fomat (OMAF) は、Edition 2の改訂版の標準化が始まった。ポイントクラウドメディアの配信規格である Part 10 Carriage of Visual Volumetric Video-based Coding (V3C) Dataは標準化が完了し、Part 18 Carriage of Geometry-based Point Cloud Compression (G-PCC) DataはDIS段階まで標準化が進んでいる。本セミナーでは、OMAF Edition 2の改訂版として議論が始まっているVVC Profile拡張および、V3Cを中心としたポイントクラウドメディアの配信技術の最新動向について解説。さらに、イマーシブメディア配信技術の実用化に向けた展望についても紹介する。

AI に向けた取り組みと展望

[13:00 - 13:15]
NNモデルの圧縮標準MPEG-7 Part 17 NNRの最新動向

講師: 峯澤彰(三菱電機株式会社、MPEG VIDEO小委員会委員及びSYSTEMS小委員会委員)
  【略歴】2008年、東京理科大学大学院理工学部電気工学専攻修了。同年、三菱電機(株)入社。以来、画像処理及び符号化技術の研究開発に従事。2010年よりHEVC標準化活動、2017年よりMPEG CDVA標準化活動、2019年よりNNR標準化活動に参画。現在、ARIB映像符号化方式作業班委員。2018年、情報規格調査会 標準化貢献賞、2020年、情報規格調査会 国際規格開発賞、各受賞。
【概要】MPEG-7は、静止画像・動画像コンテンツを検索するためのメタデータ体系を規定する国際標準規格である。近年、画像認識分野においてニューラルネットワーク(NN)を用いた技術の進歩は目覚ましく、MPEG-7においても、映像コンテンツ内の物体・シーンを検索するためのコンパクトな特徴記述子規格であるMPEG-7 Part 15 CDVAにNNから得られる特徴記述子が採用されている。現在は、大規模化するNNのモデル自身のコンパクト化を目的としたモデル圧縮方式の標準化がMPEG-7 Part 17 NNR (Compression of neural networks for multimedia content description and analysis)として開始され、今年4月に基本仕様の標準化が完了した。本講演では、基本仕様の概要と、新たに開始した拡張規格の標準化動向について解説する。

[13:15 - 13:30]
Video codingへの機械学習応用

講師: 猪飼知宏(シャープ株式会社、MPEG VIDEO小委員会エキスパート)

  【略歴】「Versatile Video Coding (VVC)の概要と実用化、その発展」参照
【概要】SC 29では、深層学習の標準化が、映像の識別子規格CDVA(Compact Descriptors for Video Analysis)や深層学習ネットワーク圧縮NNRで行われている他、映像圧縮分野でも現在、探索活動が行われている。ここでは機械向け映像符号化(Video Coding for Machines)とJVET(Joint Video Experts Team)における深層学習フィルタ等の探索活動について説明する。

[13:30 - 13:45]
JPEG familyでのAIに向けた取り組み

講師: 渡邊修(拓殖大学、JPEG小委員会主査)
  【略歴】2004年、東京都立大学大学院電気工学専攻博士課程修了、博士(工学)。同年、拓殖大学工学部助手、現教授。2010年よりISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 1国内小委員会(現JPEG小委員会)委員、2020年6月より主査。2019年情報規格調査会 国際規格開発賞、2020年情報規格調査会 標準化貢献賞。
【概要】ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 1(JPEG)では、深層学習をベースにした新しい画像符号化規格であるJPEG AI (ISO/IEC 6048)の標準化作業が進んでいる。また、JPEG Pleno Point Cloud Codingにおいても,AIベースの方式の検討が進んでいる。本講演では、JPEG AIを中心にJPEGファミリー規格におけるAI技術への取り組みを紹介する。

[13:45 - 14:00]
パネルディスカッション「AI に向けた取り組みと展望」

モデレータ: 鈴木輝彦(ソニーグループ株式会社、前SC 29国際議長、SC 29専門委員会委員長)
  【略歴】「開会挨拶」参照
パネラー:峯澤彰(三菱電機株式会社)、猪飼知宏(シャープ株式会社)、渡邊修(拓殖大学)


新しいコンテンツ、メディアの未来

[14:10 - 14:25]
JPEGのこれから

講師: 渡邊修(拓殖大学、JPEG小委員会主査)
  【略歴】「JPEG familyでのAIに向けた取り組み」参照
 【概要】JPEGでは現在、JPEG DNA, JPEG Fake Media, JPEG NFTの3つのExploration(実験的)プロジェクトが進行中である。これらは、JPEG規格として発行する一定の意義があるとみなされており、そものユースケースやスコープに関する議論が、JPEGの外からの専門家も交えて行われている段階である。本講演ではこれらの取り組みについて紹介するととに、JPEGの将来の方向性について解説する。

[14:25 - 14:45]
音楽制作における3Dオーディオの可能性

講師: 亀川徹(東京藝術大学)
 【略歴】九州芸術工科大学音響設計学科卒業後、NHKに入局し、N響コンサートなどの音楽番組の音声を担当。2002年に東京藝術大学音楽環境創造科に着任し、音響、録音技術について研究指導をおこなう。現在は22.2マルチチャンネル音響などの3Dオーディオに関する研究をおこなっている。
【概要】22.2マルチチャンネル音響をはじめとする、従来のサラウンドに上下方向の再生チャンネルを備えた3Dオーディオは、映画やゲーム、音楽など様々なコンテンツで採用され、次世代の音声再生方式として期待されている。本講演では、3Dオーディオの収音・再生方式の概要を紹介し、3Dオーディオによる空間表現が音楽制作にもたらす可能性について考察する。

[14:45 - 15:00]
 空間映像の伝送に向けた取り組み

講師: 中神央二(ソニーグループ株式会社、MPEGビデオ小委員会主査、JPEG小委員会委員)
  【略歴】2004年、早稲田大学大学院国際情報通信研究科修士課程修了。同年、ソニー(株)入社。以来、映像信号処理・圧縮の研究開発に従事。2012年より国際標準化活動に参画。V-PCC(ISO/IEC 23090-5)およびG-PCC(ISO/IEC 23090-9) Project leaderを担当。
【概要】近年の撮影技術の進歩に伴い、ポイントクラウドやメッシュといった、物体の3次元構造を表現する空間映像(Volumetric video)が生成できるようになった。空間映像は、イマーシブな体験価値をもたらす一方で、その巨大なデータ量が実用化に向けた課題となる。MPEGでは、この空間映像の圧縮・伝送に向けた取り組みが行われている。2020年に策定された2つのポイントクラウド圧縮規格の概要や、その拡張に向けた最新の標準化動向について紹介する。

 [15:00 - 15:15]
イマーシブメディアに向けたMPEGシステム技術の展望

講師: 青木秀一(日本放送協会、MPEG SYSTEMS小委員会幹事)
 【略歴】2003年、東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。2013年、同情報理工学系研究科博士課程修了。2003年にNHK入局。以来、放送技術研究所にて4K・8K放送システムやイマーシブメディアの研究開発とMPEG、ATSC、ITU-R等での国際標準化に従事。2018年、経済産業省国際標準化奨励者表彰、2019年、全国発明表彰21世紀発明奨励賞、2020年、日本ITU協会功績賞、各受賞。博士(情報理工学)。 
【概要】イマーシブメディアは、映像空間内を移動し自由な視点からの全方位映像を楽しみながら、あたかもその空間にいるような体験ができる高臨場感メディアである。そのような新しいメディアの実現に向け、MPEGはMPEG-I「イマーシブメディアの符号化表現」(ISO/IEC 23090)の標準化を進めている。本セミナーでは、シーン記述やビデオデコーダインターフェースなど現在議論されている技術とあわせ、これから標準化を始めようとしている今後のシステム技術の展望を紹介する。

[15:25 - 15:40]
イマーシブメディア用の音響技術実現に向けたNHKの取り組み

講師: 杉本岳大(日本放送協会、MPEG Audio小委員会幹事)
  【略歴】2001年、東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。同年日本放送協会入局。2004年より同協会放送技術研究所にて、放送システムにおける音声符号化方式、イマージブメディア用の音響技術、音響トランスデューサの研究開発およびMPEG・ARIBでの標準化活動に従事。2008年、日本音響学会技術開発賞、2009年、放送文化基金賞、2013年、市村学術賞貢献賞、日本音響学会技術開発賞、2015年、映像情報メディア未来賞フロンティア賞、2016年、日本音響学会技術開発賞、2016年、関東地方発明表彰奨励賞、2018年、国際規格開発賞、2019年、電気通信普及財団賞、2021年、電子情報通信学会編集活動貢献賞、各受賞。博士(工学)。AES Fellow。
【概要】NHKでは、没入感の高いコンテンツの提示を可能にするイマーシブメディアの実現に向け、3次元や全視野の映像提示、映像に連動した音響空間の再現技術、立体形状や質感、触覚の提示技術などの研究開発を進めている。本セミナーでは音響技術にフォーカスし、音の空間的な表現を目的とした音源情報の生成技術や音場再現技術におけるNHKの取り組みを紹介する。

[15:40 - 16:25]
パネルディスカッション
「新しいコンテンツ、メディアの未来」

モデレータ:金子格(東北大学/早稲田大学、MPEG SYSTEMS小委員会主査/SC 29専門委員会委員/MPEG VIDEO小委員会エキスパート)
  【略歴】1980年、早稲田大学卒(電気工学)、2004年博士(情報科学)。日立製作所、アスキー(研究開発部門)、東京工芸大学などを経て現職。1980年代からパソコンOS、システムLSI、アプリケーションソフトウエアなどの幅広い研究開発に従事。1990以後はMPEG標準化における高能率オーディオ符号化,デジタル著作権,ゲノム符号化などに取り組む。情報処理学会/会誌編集委員、情報処理学会/電子化知的財産社会基盤研究会運営委員,SC 29/WG 11/SYSTEMS 小委員会主査などを務める。2008年、ISO/IEC Certificate of Appreciation、情報規格調査会 国際規格開発賞、2015年、経済産業省 国際標準化貢献者表彰、2019年情報処理学会 学会活動貢献賞、2021年情報規格調査会 標準化功績賞受賞。
 パネラー:渡邊修(拓殖大学)、杉本岳大(日本放送協会)、中神央二(ソニーグループ株式会社)、青木秀一(日本放送協会)

[16:25-16:35]
閉会挨拶

浅井光太郎(三菱電機株式会社、SC 29専門委員会エキスパート)
 【略歴】1981年、東京大学工学部電気工学科卒業、同年三菱電機株式会社入社。以来、映像符号化伝送技術の研究開発等に従事。1988年から同技術分野の国際標準化活動に参加。2006~2017年、ISO/IEC JTC 1/SC 29国際議長。2015年工業標準化事業表彰経済産業大臣表彰、2018年情報規格調査会 標準化功績賞。博士(経営情報科学)。 

司会・オーガナイザ
高村誠之(日本電信電話株式会社、SC 29専門委員会委員/前委員長)
  【略歴】1996年、東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了、同年日本電信電話株式会社入社。以来、高能率映像符号化技術の研究開発と標準化に従事。2011~2021年、SC 29専門委員会委員長。2019年 産業標準化事業表彰(産業技術環境局長表彰)産業標準化功労者表彰、2020年 産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)、2021年 情報規格調査会 標準化貢献賞など受賞。博士(工学)。